
石鹸の始まり
人類初の石鹸は、紀元前3000年頃にできたと言われています。古代ローマ時代のはじめ頃、サポー(Sapo)という丘の神殿で羊を焼いて神に供える風習がありました。この羊を火であぶっているときにしたたり落ちた脂肪が木の灰に混ざって石鹸のようなものが生まれたと言われています。

黄金と同じ価値??
12世紀の頃のヨーロッパでは、石鹸はたいへん高価なものとして扱われていました。その当時の石鹸の価格は同じ重さの黄金に匹敵するほどだったと言われ、紳士が奥方に“石鹸をいっぱい詰めた箱”をプレゼントしていたとも伝えられています。

汚れを落とす仕組み
石鹸のいちばんの役目は、お肌を清潔に保つことです。この汚れを落とす仕組みは、石鹸の中に「油と仲良しの部分」と「水と仲良しの部分」の両方の特性を持ち、(=界面活性剤)このふたつの力が両方同時に作用することで、お肌の汚れを浮かし、清潔なお肌を保つことができます。

美肌効果
石鹸には、洗うだけで自然と美肌に導いてくれる美肌効果があります。
なぜなら、シンプルな石鹸は美人の湯と同じ「弱アルカリ性」のため、皮膚の古い角質を溶かしてつるつるに洗い上げる特性があるためです。さらに石鹸で洗った後には、お肌に自然の保湿膜が出来るため、潤いを保つことができます。そのため、洗い続けることでお肌を清潔に保ちながら適度な潤いを守ることもできる美肌効果を持つ優れものなのです。
植物生まれの石鹸
石鹸のもとになる原料のほとんどは、植物のパームとアブラヤシの実から採集されます。パームは主にマレーシアやインドネシアなどの赤道近くの国で生産されています。パームの実からは、実と種子の両方から油が採れ、その両方とも石鹸の原料として使用されています。


石鹸の種類いろいろ
石鹸の種類は固形と液体の2種類に分類されます。
固形の中にも、全工程を機械で作る「機械練り」製法と、枠に流し入れて時間をかけて冷やし固めて作る「枠練り」製法の2種類があります。
他にも液体タイプの石鹸もあります。

機械練り石鹸

枠練り石鹸

液体石鹸
石鹸の泡立て方
石鹸の正しい泡立て方を動画でご紹介。
たっぷりの泡で日々の汚れを落として
健やかな素肌へ。